教育関係者、保護者の方へ
防災教育に関してこんな悩みはありませんか?
- 防災教育、色々聞いてみたけどどれもしっくりこない。
- 何から手を付けたらよいかわからない。
- なにか足りないと思うけど、それが何かわからない。
- 防災担当になったけどネタがない。
- 避難訓練、防災訓練がマンネリ化してつまらない。 ※形骸化、踏襲型を変えたい。
- 子どもが通う園、学校の防災に不安、不満がある。
子どもたちも、先生も守る勉強会
教育の対象:全国の保育園、幼稚園、小中校大、養護学校、専門・専修学校、その他教育施設の教職員の方
グラフは、教育者向け勉強会後のアンケートの結果です。勉強会後、地震に対する安全の考え方に問題があると回答しています。もちろん全てがそうではありませんが、これが教育現場の実態です。
命は戻って来ません、起こってから反省では遅いのです。被害を少なくするには、事後の対策ではなく事前の対策が必要です。
問題は先生にミスをさせる防災教育にある
私たちが先生の勉強会に力を入れている理由は、先生の間違いは大勢の人の間違いにつながってしまうからです。セミナーに参加された先生の防災の知識には致命的な間違いがありました。セミナーの内容を一部ご紹介します。
地震が来たらどうしますか?
地震が来たら机の下に潜りなさい。
上の答えは老若男女、地域も関係なく誰もが知っている防災教育の代名詞的存在ですが、あなたはこれを、いつ、誰に教わりましたか?
この質問には、「子ども(保育園、幼稚園、小学校)の時、先生から教わった」と多くの人が答えるのではないでしょうか。この質問に学校の先生も、当然のように「小学校の頃、先生から教わりました」と答えます。次にその先生方に、「なぜ机に潜るのか、その理由を教わった記憶がありますか?」と尋ねると、難しい顔をして、お互いに顔を見合わせます。質問を変え、「いま子どもたちにはどう教えているのですか?」と尋ねると、「地震のときはいろんな物が落ちてきたり倒れてきたりするから机の下に潜るんだと教えています。」とスラスラと答えます。
ここまではとくに問題はないように感じるのではないでしょうか、皆さんが問題に感じないことも含め、実はここに大きな問題が隠れているのです。
危険を知らない先生たちが教える、根拠のない安全教育が常態化している
安全とはなんですか?
許容できないリスクが存在しない状態です。
リスク(危険)がはっきりしてない状態では安全は成立しないという考え方は、国際的な安全の定義となっています。
子どもたちに防災教育を行っている学校の先生は、リスク(危険)をちゃんと理解しているのでしょうか?
安全を教えて良い人間なのでしょうか?
それでも、「立場上やらなきゃいけないから」「責任があるから」やっているのではないでしょうか。しかし、子どもは「先生が言ったから」と、素直に信じ疑わないのも事実です。安全を理解していない人が、安全の根拠をつくってます。
私たちも、子どもたちに教育する機会があります。子どもたちに机の質問をすると、 「先生に教えてもらった」 「あの先生が言ったから間違いない」「あの先生が嘘つくわけない」 先生への信頼が強い子ほど、安全の根拠を間違えます。 怖いと思った先生方、ぜひ私たちと一緒に安全を勉強しましょう。私たちは悲劇を繰り返さないために非営利で活動しています。責任を持って主体的に行動してもらうことが重要です。一緒に考えましょう。